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15x24杯 提出物

カテゴリ : 15x24
■『15×24』のクライマックス~エンディングはこうだ/こうあるべきだ!部門

【その1 陶子さんのエンディングはこれ以外考えられない!】
事件が終わってしばらくしてから…。
陶子さんは、無事出産した赤ちゃんに、ナナという名前をつけます。
1巻p161で枯野透がおかした私市陶子の名前の誤読ルールに従って読めば、
「私市ナナ→私、市ナナ→私、イチナナ」。
unbegotten(=まだ生まれていない)というメールアドレスの持ち主への想いをこめて。
(xx_koさんがご自身のブログで紹介していたアイディアに胸を射抜かれたため、手段を選ばずプッシュいたしております。)

【その2 手回しラジオの活躍】
枯野透が渡部亜希穂に残した手回しラジオ。
これが大活躍するに違いない。
直接に枯野透からの「何か」を受信するのか、
重要な情報を含んだ、どこかのラジオ放送を受信するのか、(読者「ラ、ラジオの機能を借りて、枯野が仲間を助けている!?」)
あるいは、何らかの方法で世界にメッセージを発信するための道具として使われるのか。

【その3 兄貴の手口を、散々見てきたからね…。】
子ども達が忽然と消え去る事件のトリックを見破るのに最適な人物。
それが枯野透の弟。
1巻p152で言及されている、枯野透のパーミングを散々見てきた枯野暁が鮮やかにトリックを見破ってくれる!

【その4 徳永準のメールの本当の意味】
マーチは捜索に加わるものの人数を増やしたいがために、徳永準のもとのメールの文面に加筆している。
が、これが事態をわかりにくくしていた。
エンディングでは、徳永準が送ろうとしていたメールの文面が明らかにされ、マーチがさらに株を下げると見た。


■真犯人の正体およびその動機は?部門

とりびあん相談室で最初に<17>を名乗り、徳永準とネット心中の相談をしたのは、温井川聖美です。
動機は、家族との不和、妹への鬱屈した想いに溜まっていたストレスを発散したかったのではないでしょうか。
しかし、本気で心中などする気がない温井川は、この件をすっかり忘れ去ってしまいます。
ある時点までは。
(2巻p229)

事態に関わっていたのがこの2人だけであれば、徳永準が
「<17>さんからのメール、来ないなあ。やっぱり冷やかしだったのかあ。」
で終了していたでしょう。
ところが、とりびあん相談室での2人のやりとりを知り、事態に介入を始めた者がいました。
しのぶさんの妹、ミユホです。

ミユホは、つらい過去を持っていることから、とりびあん相談室にアクセスしていました。
4巻p317で言及されている「女としてひどい目に遭った」友人というのはミユホのことであり、傷ついた友人を気遣って、しのぶは一緒に暮らしているのです。
さて、過去の苦しみから逃避するためにとりびあん相談室にアクセスし続けているとはいえ、すでに「ある人」の言葉によって立ち直りつつあるミユホに、ネット心中を見過ごせるはずがありません。
<17>と徳永準の心中の妨害を始めます。
温井川と徳永のやり取りから徳永のメールアドレスを知ったミユホは、徳永準にメールを送ります。
<17>と名乗って。
こうすることで、本当の<17>が徳永準に接触してきた時、偽者扱いすることで最低でも時間稼ぎをすることができます。
また、徳永準を説得し、心中を思いとどまらせることができれば、もう本物の<17>が現れても怖いものなし。
そんな計算が彼女にはあったのでしょう。
ところが、遺書メール誤送信騒動によってビリヤードの如く事情が玉突き事故を起こし、笹浦耕が自宅にやってくることになりました。
メールが使えなくなったのは、そのおかげです。
その後は、居間に居座って電話しまくる笹浦耕、やくざの来襲に備えて逃げ出さなくてはならなくなる、と事態は転がり続け、姉がボーイフレンドとデートに出かけた隙に徳永準を自宅に招き、今度は自分が絶望している人を説得する、というミユホの計画はなかなか前に進みません。
が、彼女にとって幸運だったのは、彼女が心中することを目的としているのではなく、心中を阻止することを目的としていたことでした。
心中阻止が目的ならば、焦る必要はどこにもない。
徳永準の携帯喪失以後、ブログという連絡手段を手に入れてからの<17>の連絡の粗さや大幅な計画変更の理由がこれです。

一方、温井川にしてみると、事件はかなり違った風景になります。
本気ではなかったネット心中計画に、途中から誰かが自分の名前を騙って割り込み、同級生と代打心中(?)しようとしているのですから。
自分が<17>であることを表沙汰にできない温井川は、とりびあん相談室に不慣れであることをアピールするために、規約違反のスレッドを立てて、もう一人の<17>に話しかけたのは、もちろん、徳永準の<17>との心中を阻止するためです。
とりびあん掲示板での温井川と<17>の対決は、元<17>対現<17>の対決であったわけです。

つまるところ、2人の<17>である温井川とミユホの動機は、どちらも徳永準の命を救うことであり、「人を救いたい」ために心中の協力さえしようとしていた徳永準は、2人の女性にずっと救われっぱなしというわけです。
(ミユホ=<17>という着想は、xx_koさんがご自身のブログで紹介していたアイディアを頂きました。大感謝です。)


■「完璧な場所」はここだ!部門
さあ、困った!(笑)
以上の推理から、<17>には心中する意図など最初からなく、よって「完璧な場所」というのも徳永準の行動をコントロールしやすくするための演出の必要から設定された架空の場所、ということになります。
だから、1つ目の答えは「そんな場所はない」。
いやいやいやいや。
落ち着こうよ、自分。
それだと、『実際に二〇〇五年大晦日~〇六年元旦にその「場所」にいた!等の逸話』とかがありえなくなるじゃん。
えーとね、あれですよ、あれ。
「完璧な場所」ってのは、<17>が徳永準を誘導しようとしていた目的地ですよね、うん。
別にそこで心中しようが、徳永準を説得しようが、そんなことは大した問題じゃあない!
ミユホは大晦日の午後から、姉がボーイフレンドとデートしている隙に自宅に徳永準を呼んで説得しようとしていたわけだから、「完璧な場所」とはミユホの家ですよ、うんうん。
ミユホの視点から言えば、「自宅」ですな。(滝のような汗)

ふー、ようやく部分点のもらえそうな解答に着陸した。(←そうか?)
で、4年前の大晦日ですが、俺は自宅で寛いでおりました。
当時飼っていた犬(先月、老衰で逝きました。くすん。)が、日付が変わると同時に近所で打ち上げられ始めたニューイヤー花火に驚いて、天に向かって咆えまくっていたのを思い出します。
大人しい、おしとやかな雌の柴犬で、子どものいない我が夫婦にとっては娘のような良い子でしたので、花火の打ち上げ開始の直後から雄々しい声で鳴き始めたのには、かなり驚きました。
4年前は、あんなに元気だったんだなあ。
今年のニューイヤー花火は、犬の声が混じってやしないかと、耳を澄ましながら眺めることになりそうです。
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1件のコメント

[C303]

おおおー!こういうふうに捻ってきたんですね!
投げっぱなしジャーマン心中計画を他の誰かが拾った、というのは面白いですよね。
新城さんの出題の、〈17〉さんが延期した動機、というのは、午前中の徳永とのやり取りを指すのか、はたまた〈とりびあん〉での延期をさすのか…。

あと、枯野の信号を送る方法とラジオ、これ、いいですね!
ここに愛たんのテレビ出演が絡んでこないかな…と思っています。信号を送信するのに必要なトランスミッターはなんなのか、それすらも必要としない〈新しいラジオ〉なのか。

いまだ解かれぬ謎が目の前にあるならば、何度でもぶち当たりたくなります。
こちらのへっぽこ推理をご参考にしていただきありがとうございました。私自身が意図せぬレッドヘリングでないことを祈りますw
  • 2009-12-05 20:57
  • 投稿者 : xx_ko
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  • 15x24杯 提出物
  • 2009年12月05日 (土)
  • 15時24分43秒
by AlphaWolfy

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