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エアノベル第2弾01 助走

カテゴリ : 15x24
エアノベルという言葉の定義もはっきりしていないんで、もしかしたら第2弾なんかじゃないかもしれないけれど。
ってか、俺じゃない誰かが企画してくれて、俺は参加するだけの方が楽でいいんだけど。
でも、楽しい遊びの余熱に浮かれて、俺が呼びかけるならこんな風にデザインするぞって覚書を記しておく。
なーに、ただの妄想、与太話。


【題材】
15x24完結記念企画でエアノベル第1弾に少なからぬ人数を動員できた現状を考えれば、15x24を題材に採用することで参加者を確保しやすくなるのだけれど、それはそれで問題を抱え込むことにもなるかもしれない。


【要素の取捨選択】
エアノベル「15a24」はいくつかの要素から成り立っていた。
すなわち
・ツイッター
・15x24
・アイフォン
・リアルでの鬼ごっこ
・新城カズマ氏によるプロデュース
・ネットワーク上の交流
・リアルでの交流
これらの要素のうち、いくつかは継承し、いくつかは見送ろう。
全部を取り入れるのが正解だと、俺は思わない。


【エアノベルとは?】
iフォンを使って、空気(=場)に書かれた小説=エアノベルなのかな?
そう思って参加したのですが、協力者として参加してみると妙な妄想が出現。
エアギターってあった(orある)じゃないですか。
ありもしないギターを、妄想だけで掻き鳴らすっての。
実は、あれって結構羨ましかったんですよね、楽しそうで。
で、今回の遊びってあれと似てるかも?と。
ありもしない小説を、みんなで熱に浮かされて読んでいたかも?
そんな風に感じて、しかもそれが飛び切り面白かったんで、勝手に定義。
エアノベル=ありもしない小説を、みんなで熱に浮かされて読む行為。


【プレイできそうな遊び】
・読書クイズ
・妄想作家 3枚の写真
・都市伝説を作る遊び
・持っているのは?
・クライマックスゲーム


【読書クイズ】
前回のエアノベルでも試みられていたクイズ。
記憶力より、力任せな努力で突破できる方が素敵。
今回、クイズに答えんとブックオフへ走った参加者がいたが、こういった壁のぶち破り方もOKとしたい。
ってことは、出題から解答提出まで、ある程度以上の時間的余裕を確保すべき。
何だったら、裏番組的に扱ってもいいかも。


【妄想作家 3枚の写真】
3枚の写真を、1枚づつ提示。
(写真は主催者側が事前に準備。プレイの進行に合わせられるように、予備をいくつか準備するといいかも。)
プレイヤーはその写真から読み取れることを元に、妄想の翼を広げ、今回の事件の設定を確定していく。
基本的に、確定していない(=まだ言及されていない)事柄については自由に設定を確定して構わないが、1度確定してしまった設定は、決して覆らないので要注意!
うーむ、書式があった方が、初心者が参加しやすそうね。


【都市伝説を作る遊び】
情報の予期せぬ、あるいは制御できぬ拡散についての実験ができたら面白かろう。
ただし、これはある程度以上のプレイヤーが参加していなければ機能しない。
伝言ゲームに特別ルールを加えるか?
それとも、わざと失敗する伝言ゲームをみんなで楽しむか?


【持っているのは?】
物語に登場する「自分」をイメージするために、「持っているものを」を申告してもらう。
ただ、それは所持品だけに限らず、技能や性格や運命まで含みうる。
例:コンピュータ操作技能
  忍耐力
  悪運


【クライマックスゲーム】
主催者が提示するシーンに「自分」として登場し、そこで自分の「持っているもの」が問題解決の役に立つことを論証する。
屁理屈をこねてもよし!
(追記)
参加者たちで追加のシーンを生成することのできるボーナスカードも準備しておく。



【主催者の役割】
それぞれの遊びの準備と全体の進行を行うのは当然だが、これにプラス、3枚の写真や都市伝説作りで参加者から出てきた要素を元に、ありもしない小説をでっちあげ、参加者に感じさせるべく行動しなければならない。
間違ってはならない。
実際に小説を書くのではない。
実際に書いてしまったら、エアノベルではなくなってしまう。
あらすじも不可。
帯や書評の表題のでっちあげはOK。
ほんの数行の引用は、ちょっとあやしいけどセーフにしておこう。
BGMのyoutubeへ誘導する手もあるなあ。

エアノベル #15a24(大晦日の鬼ごっこ)の感想

カテゴリ : 15x24
15x24完結を記念して行われた大晦日の鬼ごっこに参加してきた。
11時間に及ぶ長丁場(ただし、俺個人は飯&風呂のため3時間ほど抜けた)だったが、大変楽しく遊ぶことができた。
ちょっと、大儀式魔術を思い出したりして。

俺がこのイベントのどこに魅力を感じたか。
えー、いつものことながら、これです!
『みんなでドキドキしながら、一生懸命に、協力して何かをやり遂げた。』
はーい、そこ、がっかりしない。
もうね、自分でもちょっと苦笑しちゃうんですが、結局俺が求めている遊びって、これが大事なんよね。
ワンパターンでごめんね。>身内の人々

Iフォン持ってないんで、リアル鬼ごっこしちゃった人達の感覚はわからないんだけど、
「現実世界で鬼ごっこしちゃったよ」
って要素は、俺の中ではそんなに大きくなかったなあ。
少なくとも、必須って感じじゃ全然ない。


で、ちょっと考えているのが、『この次』。
誰かが次のイベントをやってくれるってんなら、それに乗っかっちまうのが楽ちんなんだが、誰も言い出さないのであれば、俺が言い出しちゃおうと思う。
方法としては、現実でプレイする部分は削除しちゃって、全てオンラインでプレイ。
題材としては、新城先生の許可が下りれば15x24の登場人物の誰かのその後についての公式設定を決定するゲームなんてのを考えている。

で、お願い。
あの大晦日の鬼ごっこに参加した人、かかわった人。
あなたから見た今回のゲームの感想を聞かせてください。
どの部分が面白かったですか?
解決すべき問題点は?
次回を行うとしたら、どうしても残したい部分は?
次回への要望は?
その他、何でも聞かせてください。

架空事件簿 ズームイン大晦日モード 最初の10日のログ

カテゴリ : 15x24
以下は、ツイッターで遊んでいる、「架空事件簿 ズームイン大晦日モード」最初の10日のログ。
ふうむ。結構面白いじゃん。


【12/31 02:02】約18億秒。20代前半の俺が持っている残り時間はこのあたりらしい。計算がおかしい?知らねえよ。俺が計算したわけじゃねえもん。

さっきまで居酒屋でデスクとクダを巻いてた(オフなのに!とほほ。)ところにかかってきた鳥谷からの電話で、あの生意気でチャーミングなバイトが言ってたの!

「お前、19だろ?もうちょっと、目上のモンに対する口の利き方とか、覚えろよな?」「今ので約20秒。」「あ?」「1往復追加で30秒。ねえ、先輩?」「?」

「私達、もうすぐ死んじゃうんですよ?もうちょっと、時間の使い方、考えません?(ブツリッ。ツー、ツー、ツー。)」「は?」



(ブツリッ。ツー、ツー、ツー。電話を見つめて深いため息)「なんでそんなに気楽に人生を浪費できるのよ・・・それとも私がおかしいのかな。普通の人って、生きてるの、怖くないの?」



《12/31 03:14 真平 その1》残り18億秒のうちの最初の7万秒ほどをどう使うか悩み中。鳥谷を誘ってみるのもアリか?

《12/31 03:14 真平 その2》あ、そう言えばカーナビの調子が悪いんだった、と気がつくも打つ手なし。正月明けまでは修理は無理だよなあ。頭を抱えつつ、現実逃避の翼を広げ、アルコールの鎧を纏い、睡眠の大空へ羽ばたきます。



「さぶ……」ケータイ開いて時計見る。眩しさに片目を閉じる。「三時…あと二時間寝らるる…」

眼を開け、世界はこんなにも美しい。 眼を閉じよ、世界と繋がる自らを感じよ。 ただ感謝すれば良い、月の香りに、大地の光に



《12/31 08:06 真平 その1》 電話に叩き起こされる大晦日。しかも、無言電話。こんにゃろーと激怒しつつ入浴。

《12/31 08:26 真平 その2》入浴しつつ、昨夜のデスクとの駄目会話を脳内再生。あれ?なんだかすごく面白いことを話していたはずなのだが、思い出せない。確か、デスクお得意の、映画の中の名台詞をランダムに組みかえる男の話。

《12/31 08:31 真平 その3》いくら考えても思い出せないので、諦めて退浴。風呂に入るのが入浴なのだから、出るのは退浴だろ?ほら、さっきまでご機嫌斜めだったのに、風呂に入れば機嫌が直る俺って単純過ぎ?と悩みつつツイッター。

《12/31 08:39 真平 その4》ツイッターを見て驚き。あらま。5時間前の俺ったら、鳥谷を誘う計画を立てていたのね?了解、任せろ5時間前の俺。貴様の遺志を引き継ぎ、我、鳥谷を拉致せん。鋼鉄の翼も原子炉もないが、地下鉄でGO!

《12/31 08:54 真平 その5》新宿駅なう。何だか知らないが、さっきから前方を歩いている眼鏡の高校生が楽しい。明らかに「俺設定」の物語に身を委ねながら、さらに前方9mほどの白いダウンジャケットを尾行中。若いってのはいい。

《12/31 08:56 真平 その6》恐ろしく下手糞な尾行を続ける彼に、年長者としての当然の義務を果たす。すなわち、彼の背後までさりげなく近寄り小声で助言。「ベック、敵に近寄りすぎだ。下がれ。」気付かず歩み去る眼鏡君。俺、涙目。



《12/31 09:07 真平 その1》鳥谷にTELするも、出ない。ヤツは絶対朝寝坊してやがるに違いない。困ったやつだ。



《12/31 09:03 鳥谷樹里 その1》ニットパーカーを羽織って朝食を作る。家族は帰省中。私は年明けに合流することになっている。味噌の香ばしい香りが立ち始めたところで呼び出し音。あれ、携帯、どこに置いたっけ?

《12/31 09:05 鳥谷樹里 その2》ガスの火を止めて手を洗っているうちに電話が切れる。まあいいわ。たぶん母さんがちゃんと起きてるかとか朝食は抜くなとか言おうとしたんだろう。窓の外を見る。今日も寒そうだ…



《12/31 09:08 真平 その2》携帯で呟きつつ、コンビニを求めて靖国通りへ移動。エラく化粧の濃い女子高生を発見。その表情に惚れてこっそり写メ。例えるなら「間違って他人の遺書メールを誤送信しちゃった時の顔」。

《12/31 09:08 真平 その3》そんなシチュエーションあるわけねえだろとセルフ突っ込み。缶コーヒーを買ったら、もう一度鳥谷にTELしよう、そうしよう。

《12/31 09:17 真平 その4》缶コーヒーGET。レジに並んでいる間に思いついた。さっきの女子高生は遺書子ちゃんと呼ぼう。我ながら凶悪なネーミングに含み笑い。何より全くの言いがかりでしかないのが痛快だ。おっと電話電話。

《12/31 09:27 真平 その5》鳥谷との待ち合わせはアルタ前に決定。しっかし、春巻きってどうよ?しかもキャベツ?さっぱりわからんし、わかりたいとも思わん。ま、鳥谷の言うことを理解できれば、ファーストコンタクトも余裕だね!



《12/31 09:28 鳥谷樹里 その3》 テーブルを片付けながら、電話での会話を反芻。何をしてたんだって聞かれて春巻き食べてたって答えて、朝からコッテリだなって言うから中身はキャベツです…どこが分かりにくいの??

《12/31 09:40 鳥谷樹里 その4》 お前の言ってること全然ワカンネェ、だって。相変わらず自分が世界基準なんだから頭きちゃう。絶対キャベツ春巻きのおいしさを分からせてやる…って、あら?私、何か約束したんだっけ?



《12/31 09:32 磐木ひとみ その1》…あれ、今なんかメール着信来た?眠いよう。フリップぱかり。ああ、ヨシトモくんだ。明日の集合の連絡……じゃないなこれ。なんだよう、いたずら?ネタ?新手のチェーンメール?

《12/31 09:32 磐木ひとみ その2》どこから転送されてきたんだか知らないけど、こんな朝っぱらから辛気臭い遺書っぽいメール送ってこないでよう……つかヨシトモ君の遺書じゃないよね?…うん、違うな。



《12/31 09:41 真平 その6》ぎゃぼー!やっちまったぜ。何人かの知り合いに、ネタメールを一斉送信しようとしていて、誤送信。本文:「遺書」。添付ファイル:さっきの遺書子ちゃんの泣きそうな顔の写真。ま、ネタだしいいか。



《12/31 09:32 磐木ひとみ その3》まあ、「それはともかく明日の試合まじ楽しみっすね」とか書いてるヨシトモ君が死ぬわけないな。あーだめだ、また眠気が。やっぱ明け方までウイイレやるもんじゃないな。…寝よ。



《12/31 09:50 光山 天紀 その1》真平への返信『なんこれ?心中ならやめとかなばい(笑)』



《12/31 09:59 真平 その7》お前らさ、経験ある?突然の直感。(あらま。ここ、待ち合わせ場所にならなかったの?)1番不思議なのは俺自身の反応。天啓に打たれて立ちすくむかと思いきや、何でもなかったようにスタスタと歩き出す。



《12/31 10:03 鳥谷樹里 その1》熱いシャワーを浴びて、髪をタオルでくるんでいるところでメールに気づく。工藤先輩ってば、また隠し撮りしたのね。そのうち盗撮で捕まるんじゃないかしら…ところで「遺書」ってどういう意味?

《12/31 10:10 鳥谷樹里 その2》 本人はネタメールって言うけど、普通に嫌がらせメールだと思うなぁ…あ、あのニットのワンピース着ようかな。せっかく買ったのにバイトばっかりで着る機会なかったし…って、ちょっと待て私。

《12/31 10:15 鳥谷樹里 その3》工藤先輩に「俺のためにお洒落してきたな」とか思われたら超ムカッ腹だわ。いや、あの人は自分にしか興味ないから全く気がつかないか。むぅ、それはそれでムカつくわね…(身支度中)



《12/31 10:16 真平 その1》鳥谷にTELしたところ、待ち合わせは11時だったらしい。ちぇっ。時間をつぶすために漫画喫茶へ。



《12/31 11:06 真平 その1》わひゃ!「ダークグリーン」を読んでいるうちに時空間の裂け目だか何だかに飛び込んでいたようだ。4巻を読んでいる途中で、ふと目を上げると11時スギテーラ!機関、全速前進!アルタ前に進路をとれ!

《12/31 11:08 真平 その2》 鳥谷からイマドコメール。返信本文:「アルタ前に決まってんじゃん。」走れ俺!

《12/31 11:10 真平 その3》 全力疾走なう!返ってきたメールから察するに、鳥谷はアルタ前にて俺を探してる模様。車屋から出てきた兄ちゃんにぶつかってバラまいた手荷物を拾うのに2分のロス。走れ、俺。自らの嘘をも追い抜いて!

《12/31 11:15 真平 その4》 アルタ前に到着。鳥谷発見!(あれ?俺の携帯って黒かったっけか?ま、いいや。)



《12/31 11:08 樹里 その1》 一方的に集合場所と時間を決めるとはケシカランと思ったが、その上さらに遅刻するとはナニゴトか。何がアルタ前よ。そこに今現在私が立ってるのよ?全くどこまでいいかげんなんだか…

《12/31 11:16 樹里 その2》 「あ、工藤先輩、こっちこっち!…アルタ前からアルタ前まで全力疾走お疲れ様です。息が上がってますよ。アーユーオーケイ??」



《12/31 11:21 磐木ひとみ その1》おかあはんに起こされた。そうですねいい年したパラサイトシングルが昼近くまでぐうぐう寝てちゃそりゃ怒られますよね。朝昼ごはん作りは自動的に私の役目。おはーさん何食べる?

《12/31 11:25 磐木ひとみ その2》あいあい、焼きうどんね。なんか寝てるうちに結構メール来てたみたい。まいいや、あとであとで。キャベツがっつり入れるのがお母さんの好み。茶の間のテレビからはニュースの声。

《12/31 11:53 磐木ひとみ その3》さあ召し上がれキャベツがっつり焼きうどん。おかあはんキャベツ好きなのはいいけど、こないだは春巻きにまでキャベツ入れようとしてたよなー。斬新過ぎるよ。

《12/31 11:53 磐木ひとみ その4》うどん食べ食べおかあはんとだらだら話す。同じフロアの坂本さんとこは年越しハワイ。お茶の教室の三好さんちの娘さんの第一志望は成風館でいまのとこA判定。うどんはふはふ。

《12/31 11:53 磐木ひとみ その5》たくちゃんは元旦まで会社泊まりこみ。難儀なことだ。いとこの話が出てきたら注意信号。『ところであんたそろそろおめでたい話はないの』フラグを巧みに回避。…ふうぅ。

メモ (15x24関連リンク)

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タイムライン1



タイムライン2



meme_koさんの脳内整理帳
(1人1人のタイムラインまとめあり。便利。)

軌跡マップ行方不明。あれ?

15x24杯 提出物

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■『15×24』のクライマックス~エンディングはこうだ/こうあるべきだ!部門

【その1 陶子さんのエンディングはこれ以外考えられない!】
事件が終わってしばらくしてから…。
陶子さんは、無事出産した赤ちゃんに、ナナという名前をつけます。
1巻p161で枯野透がおかした私市陶子の名前の誤読ルールに従って読めば、
「私市ナナ→私、市ナナ→私、イチナナ」。
unbegotten(=まだ生まれていない)というメールアドレスの持ち主への想いをこめて。
(xx_koさんがご自身のブログで紹介していたアイディアに胸を射抜かれたため、手段を選ばずプッシュいたしております。)

【その2 手回しラジオの活躍】
枯野透が渡部亜希穂に残した手回しラジオ。
これが大活躍するに違いない。
直接に枯野透からの「何か」を受信するのか、
重要な情報を含んだ、どこかのラジオ放送を受信するのか、(読者「ラ、ラジオの機能を借りて、枯野が仲間を助けている!?」)
あるいは、何らかの方法で世界にメッセージを発信するための道具として使われるのか。

【その3 兄貴の手口を、散々見てきたからね…。】
子ども達が忽然と消え去る事件のトリックを見破るのに最適な人物。
それが枯野透の弟。
1巻p152で言及されている、枯野透のパーミングを散々見てきた枯野暁が鮮やかにトリックを見破ってくれる!

【その4 徳永準のメールの本当の意味】
マーチは捜索に加わるものの人数を増やしたいがために、徳永準のもとのメールの文面に加筆している。
が、これが事態をわかりにくくしていた。
エンディングでは、徳永準が送ろうとしていたメールの文面が明らかにされ、マーチがさらに株を下げると見た。


■真犯人の正体およびその動機は?部門

とりびあん相談室で最初に<17>を名乗り、徳永準とネット心中の相談をしたのは、温井川聖美です。
動機は、家族との不和、妹への鬱屈した想いに溜まっていたストレスを発散したかったのではないでしょうか。
しかし、本気で心中などする気がない温井川は、この件をすっかり忘れ去ってしまいます。
ある時点までは。
(2巻p229)

事態に関わっていたのがこの2人だけであれば、徳永準が
「<17>さんからのメール、来ないなあ。やっぱり冷やかしだったのかあ。」
で終了していたでしょう。
ところが、とりびあん相談室での2人のやりとりを知り、事態に介入を始めた者がいました。
しのぶさんの妹、ミユホです。

ミユホは、つらい過去を持っていることから、とりびあん相談室にアクセスしていました。
4巻p317で言及されている「女としてひどい目に遭った」友人というのはミユホのことであり、傷ついた友人を気遣って、しのぶは一緒に暮らしているのです。
さて、過去の苦しみから逃避するためにとりびあん相談室にアクセスし続けているとはいえ、すでに「ある人」の言葉によって立ち直りつつあるミユホに、ネット心中を見過ごせるはずがありません。
<17>と徳永準の心中の妨害を始めます。
温井川と徳永のやり取りから徳永のメールアドレスを知ったミユホは、徳永準にメールを送ります。
<17>と名乗って。
こうすることで、本当の<17>が徳永準に接触してきた時、偽者扱いすることで最低でも時間稼ぎをすることができます。
また、徳永準を説得し、心中を思いとどまらせることができれば、もう本物の<17>が現れても怖いものなし。
そんな計算が彼女にはあったのでしょう。
ところが、遺書メール誤送信騒動によってビリヤードの如く事情が玉突き事故を起こし、笹浦耕が自宅にやってくることになりました。
メールが使えなくなったのは、そのおかげです。
その後は、居間に居座って電話しまくる笹浦耕、やくざの来襲に備えて逃げ出さなくてはならなくなる、と事態は転がり続け、姉がボーイフレンドとデートに出かけた隙に徳永準を自宅に招き、今度は自分が絶望している人を説得する、というミユホの計画はなかなか前に進みません。
が、彼女にとって幸運だったのは、彼女が心中することを目的としているのではなく、心中を阻止することを目的としていたことでした。
心中阻止が目的ならば、焦る必要はどこにもない。
徳永準の携帯喪失以後、ブログという連絡手段を手に入れてからの<17>の連絡の粗さや大幅な計画変更の理由がこれです。

一方、温井川にしてみると、事件はかなり違った風景になります。
本気ではなかったネット心中計画に、途中から誰かが自分の名前を騙って割り込み、同級生と代打心中(?)しようとしているのですから。
自分が<17>であることを表沙汰にできない温井川は、とりびあん相談室に不慣れであることをアピールするために、規約違反のスレッドを立てて、もう一人の<17>に話しかけたのは、もちろん、徳永準の<17>との心中を阻止するためです。
とりびあん掲示板での温井川と<17>の対決は、元<17>対現<17>の対決であったわけです。

つまるところ、2人の<17>である温井川とミユホの動機は、どちらも徳永準の命を救うことであり、「人を救いたい」ために心中の協力さえしようとしていた徳永準は、2人の女性にずっと救われっぱなしというわけです。
(ミユホ=<17>という着想は、xx_koさんがご自身のブログで紹介していたアイディアを頂きました。大感謝です。)


■「完璧な場所」はここだ!部門
さあ、困った!(笑)
以上の推理から、<17>には心中する意図など最初からなく、よって「完璧な場所」というのも徳永準の行動をコントロールしやすくするための演出の必要から設定された架空の場所、ということになります。
だから、1つ目の答えは「そんな場所はない」。
いやいやいやいや。
落ち着こうよ、自分。
それだと、『実際に二〇〇五年大晦日~〇六年元旦にその「場所」にいた!等の逸話』とかがありえなくなるじゃん。
えーとね、あれですよ、あれ。
「完璧な場所」ってのは、<17>が徳永準を誘導しようとしていた目的地ですよね、うん。
別にそこで心中しようが、徳永準を説得しようが、そんなことは大した問題じゃあない!
ミユホは大晦日の午後から、姉がボーイフレンドとデートしている隙に自宅に徳永準を呼んで説得しようとしていたわけだから、「完璧な場所」とはミユホの家ですよ、うんうん。
ミユホの視点から言えば、「自宅」ですな。(滝のような汗)

ふー、ようやく部分点のもらえそうな解答に着陸した。(←そうか?)
で、4年前の大晦日ですが、俺は自宅で寛いでおりました。
当時飼っていた犬(先月、老衰で逝きました。くすん。)が、日付が変わると同時に近所で打ち上げられ始めたニューイヤー花火に驚いて、天に向かって咆えまくっていたのを思い出します。
大人しい、おしとやかな雌の柴犬で、子どものいない我が夫婦にとっては娘のような良い子でしたので、花火の打ち上げ開始の直後から雄々しい声で鳴き始めたのには、かなり驚きました。
4年前は、あんなに元気だったんだなあ。
今年のニューイヤー花火は、犬の声が混じってやしないかと、耳を澄ましながら眺めることになりそうです。

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